歯周病にお茶がいいって本当!?

こんにちは!せきれい歯科クリニックの院長 太田です。

 

歯に付着したプラークの中で歯周病菌が増殖することで、歯肉の炎症や歯の骨が溶けるなどの症状が起きる歯周病。全身の健康にも悪影響を及ぼし、歯を失う疾患ナンバー1と言われる恐ろしい疾患です。そんな歯周病予防に、お茶を飲むことが効果的ということをご存じでしょうか?お茶は健康によいイメージがありますが、お口の中の健康維持にもとてもいい影響があります。

 

〇歯周病にはお茶がいいのは本当

緑茶は、ポリフェノールの一種である「カテキン」が豊富に含まれています。茶カテキンには、抗菌作用、抗酸化作用があり細菌やウイルスの働きを抑制する効果があります。たんぱく質と結合する力が強いという特徴があるため、細菌やウイルスの表面のたんぱく質と結合し、ウイルスの働きを抑制できるのです。

緑茶を1日4杯飲んでいる高齢者は、飲まない高齢者に比べて歯が1.6本多かった、などの話もあるようです。

ご自身で緑茶を淹れる場合は、高温のお湯で淹れることで、よりカテキンが抽出できます。食事や間食のあとは、緑茶を飲むことを習慣にしてみましょう。

 

〇虫歯予防、口臭予防にも効果あり

緑茶は、歯周病以外にも虫歯予防や、口臭予防が期待できます。具体的には「フッ素」、「フラボノイド」などの成分が効果を発揮します。

虫歯予防と言えばフッ素を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。緑茶にもフッ素が含まれており、飲むことで歯を強化し、虫歯予防の効果が期待できるのです。カテキンやフラボノイドは、口臭予防に効果がある成分です。

 

〇緑茶を摂取する際の注意点

お口の中の健康にもいい影響を与える緑茶。しかし、摂取するには注意点もあります。ポリフェノールが豊富に含まれている飲み物は、歯に着色しやすくなっています。緑茶を飲み終えたら最後は水を飲む、口をゆすぐなど意識してみましょう。また、緑茶はカフェインを含んでいるので、就寝前に飲むと寝付けなくなる方もいらっしゃるかもしれません。飲む時間、飲みすぎには注意してください。

 

〇合わせて定期検診も受診しましょう

緑茶を飲むことで歯周病をはじめとしたお口のトラブル予防になるとは、手軽で継続しやすくうれしいですね。しかし、緑茶を飲むだけでは、十分に予防できているとは言えません。やはり、毎日の歯磨きと、歯科医院での定期健診を合わせて行うことが歯周病予防には非常に大切です。普段から緑茶を飲む方は、そのまま継続していただき、あまり飲まない方はぜひ普段の生活に緑茶を取り入れてみてくださいね。

 

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